フリーランス期間のあいだ
を書いたのが2017年10月末、それから1年3ヶ月がたち、会社員にもどりました。
1年3ヶ月、実情は会社員、正社員のような仕事をしていました。
固定給をいただき、指示された仕事を行いました。週1ペースで会社に出向き、それ以外はリモートワークです。
会社の懇親会も特に違和感もなく?乗り込み、社員そのもの。よく聞くフリーランスの疎外感は全くありませんでした。
なぜまた正社員
そもそも、今の仕事をいただく際、社員になるのをお断りして委託業務にしていただきました。
なぜかというと、やりたくない仕事をしないですむようにでした。
今の仕事を始める前に、約1年、フリーランス(当時在籍会社公認で兼業)としてWEB関連の仕事を他の方からいただいていました。その際、WEBといっても広く、エクセルのデータを集計(SEO関連)したり、パワポで資料作成など依頼されたりしたのですが、「こういう仕事はお願いできますか?」と都度提案してくださり、たとえば、これはやりたくないし不得意、でもこの金額いただけるならがんばろうかな…という見積額を提示して、相手方も「お願いします」と双方合意が取れて仕事をする。逆にこの額なら今回は結構です、と断られても私もほっとする。
とう感じで、それが委託業務のメリットだったと思います。
毎回見積するのが面倒。というデメリットはありましたが。
現在の仕事は、最初に委託内容を決めなかった(知り合いの会社だった&週2のお手伝い気分で始まった)こともあり、次第に(フルタイムではないけれど気づけば週5)「これ私やるの?私社員じゃないんだけどなぁ」な仕事が増えていきモヤモヤする日が多くなりました。
モチベーション問題
やりたくない仕事がふってくる。やりたくない…そこで、いかにやる気をあげるか。
というのを考えたんですね。対策としては
1. 私の仕事はやりがいのある仕事だ、とモチベーションを上げる
2. お金を多くもらうことでモチベーションを上げる
この2点かと思います。
1.については、どうしてこの事業をやるのか、それをもっと共有してくれれば、私に降っている、ひたすらめんどくさい事務作業をこなせると思います、と社長に相談。社長の頭にあるこれがこうなってこうなる、という先のイメージも共有してほしいと。文句いわないロボットって本当すごいなと思います。私なんて「モチベーションあがらないの!たすけててててて!」ですよ。
2.については、やりたくない仕事をした上に、突然今月いっぱいで契約終了、となるのが怖かった(そんな社長じゃないと思ってはいるものの)。なので、お金を多くもらうのではなく、保険を確保したのかな…
いつ病気になるかわからないし、実際今週四十肩になりました涙
これからどうする?
2月から正社員になったのですが、社会保険が適用される条件って結構厳しいんですね。育児家事という無償労働時間足したら間違いなくブラック労働まっしぐらの主婦が扶養内で時間を制限する働き方を選ぶ気持ちがわかります。
さて、実際は契約が変わっただけでまだ大きい変化を感じませんが、会社の社員とういう気持ちはあがったかな。社員として、会社の事業が円滑に、社内の雰囲気もよくできたらと思います。
最近読んだ本
30代後半になり、男女の差をひしひし感じるようになってきて最近こういった本をよく読んでいます。韓国と日本の男女格差ってそっくりなんですね。
「働く女子のキャリア格差」を読んで
最近、読んだこちらの本の中に、
出産後の女性が育休を経て復職するものの、就労意欲が低い状態で必要最低限の業務だけをこなす「ぶら下がり」化する現象が問題になっています。
例えば、出産前は比較的意欲をもって働いていた女性が、育休から復帰した後は目にみえて仕事に対する意欲を失い、言われた事しかやらないようになったり、退社時間になると電話が鳴っていようが周りが忙しそうだろうが放置して帰ったり、こどもの病気を理由にした当日欠勤が多く業務に頻繁に穴をあけたり、退社間近の時間に仕事を依頼すると明らかに迷惑そうな顔をしたりする姿が見られるようです。
というような内容に、「私か?私だけでなかったのか」と思ってしまいました。(明らかに迷惑そうな顔、とかはしてないと思いますけどね…)
ブラさがっていたのかな
私当人からの自己申告ですが、産休に入る前は、仕事大好きでした。キャリアアップをもちろん考えていました。いつかは自分の会社を、と考えていました。
それが、現在子供6歳になり、育休明けからだいぶ経ちましたが、
キャリアアップ?なんだっけそれって思っています。
といいつつ、3ヶ月前に会社員をやめ、フリーランスになったので、責任持ってやっているのでしょう?と聞かれそうですが、実は、独身時代に一緒に働いていた人に声をかけてもらい、その方からお仕事を頂いてます。
でもね、
「あれ?なんか独身時代の頃と違うぞ?(こんなに仕事しなかったっけ?)」と思われてるんじゃないかと思いまして。
だって、自分でも思うんです。
なんでこんな風になってしまったのだろうと。
前はもっと一つ一つの仕事をしっかり早くこなしていた。気がする。
言われたこと以上にやろうとしていた。気がする…
今足りない事はなにかを考えてスキルアップに日々費やしていた。気がする…
今の私はいったいどうしてしまったんだろう?
と自分の事なのに不思議になるんです。
子育てが当たり前になってから
子供を産んでから6年が経ちました。
いろんな事がありましたね。やる気まんまんで復職した日。2日後には保育園から呼び出したがかかったこと。時短で給料もかなり減りました。
子育てというか家事というのは、汚された事を元に戻す作業がとても多くて、うんざりする事だらけでした。毎日毎日飛び散らかされたおしっこを拭いたり、どろだらけの靴下を洗って干したり。
ちょっとがんばってご飯を作っても、子供は無邪気に「いらない」と食べてくれなかったり粗末に扱われたり。
「がんばる」事の無意味さに、「自分がいかに潰れないように守るか」そんな事ばかり考えるようになった気がします。
家事、育児で大変。育児やってるだけで私はがんばってる。
だから、仕事も「適当に」できるかぎり「迷惑かけないように」やらせていただきます。その代わりこちらも給料ややりがい等多くは望みませんから。
そんな感じになっていた気がします。
仕事を再開して気づいた事
復職後、子持ちでもがんがん働けるように、と在宅勤務など柔軟に仕事ができそうなシステム開発会社に転職し、文句を言ったらバチがあたるほどの待遇で仕事をさせていただきました。
そんな中で、「3年後には起業する」という夢を持っていたので、私はフリーランスという形で独立しました。知り合いの会社を手伝うという最低限の収入を確保できたことで「何で起業するか」もあいまいなまま飛び出しました。
現実は、「ぶら下がり」な気がしています。システム会社にいた時も、現在も。
何やっているんだろう?と考えてしまいます。
そんな中、盛大な仕事の失敗を私はしました。一緒に働いている仲間にも申し訳なくなりました。
なのに、「あぁ仕事ってこういう事だったなぁ」となぜか懐かしくなりました。
いままで、汚れたトイレの床を掃除するような家事は、大きな失敗をすることはありませんでした。
今の仕事は、いろんな人と関わって、迷惑かけて、それでも少しは役に立てているのかな、と、嬉しくなりました。
あぁ、もっと役に立てるようにがんばりたいな。と。
やっぱりもっと役に立ちたい
まだまだ、エンジンがうまくかからないというか、意欲がわかないという状況です。でも、役に立ちたい。ありがとうと言ってもらえる仕事がしたい。意欲があるんだかないんだか。
冒頭で紹介した本の中で
資生堂は、「女性にとって働きやすい」職場に留まらず、さらに一歩進んだ「女性にとって働きがいがある」職場へと舵をきった。
とあり、なるほどな、と思いました。
私の中にある、このモヤモヤは「働きがい」が足りていないのかもしれない。だけれど、育児との両立をしながらは本当に大変でつらいから諦めることで平静を保っていた。でも、やっぱりもっと働きたい…という状況なのかな。
自分自身の事だけではなく、会社(パートナー)にとってどうする事がベストなのか、共に考えていけたらなと思いました。
在宅ワークになったきっかけ
会社の移転で通勤時間40分➝1時間20分と遠くなり、もともと時短だったので、「働く時間がさらになくなる」という事で在宅ワークを社長に相談。
そして、OKがでました。←そもそも認めてくれる会社もすごい。
初めに:在宅ワークに限らず、フレックス制の為、9時から18時までが就業時間。という時間で決められている会社ではありません。(コアタイムはあり)
週4日勤務にも
その際に、週5日から週4日勤務にしたい旨も相談。こちらもOKとなりました。
残りの時間で個人事業を始めてみることになったのでした。
メリット
ラッシュに無縁になる
会社がフレックス制だったので、移転前からラッシュには無縁でした。
一度ラッシュのない世界に飛び込むと、もう、二度と戻れなくなりますね。
痴漢にも絶対あわない世界へようこそ。
感染症にかかりにくい
電車に乗ったり人混みにでないので、悪い菌をもらう機会が減ります。体調を崩した時「インフルエンザではないだろう」と自信を持てました。(肺炎でした…どこからやってきたの…)
雨でも無問題
独身の頃は、自転車通勤での雨が不便で、徒歩3分の賃貸に住んだことも。
在宅は引っ越す必要もなくなります。
台風の日も、暑い日も仕事に影響はでません。
朝起きたときの「あー雨かー」のストレスが減ります。
※「暑い日も仕事に影響はでない」と書きましたが、クーラーが効いた部屋でも暑い日は仕事のやる気が減りました。旅行を兼ねて避暑地に逃げてリモートワークをする、というのもいいかもしれません。
時間の融通が効く
これは、細かく分けると(以下記載分もこれに関係ありですが)数100項目にもなりそうなくらいのメリット。
細切れ時間を有効に利用できるのは間違いなくメリットです。
軽い体長不良時に調整しやすい
お腹が痛い、貧血気味等で30分休みたい、横になりたい時、気軽にできます。
特に女性は、体調管理がどうの言われても月1でつきあわなければいけないものがあります。これもかなりストレスフリー
洗濯機を何回転でもまわせる
子供がいる家庭は洗濯機を何度もまわすと思います。その為、夜のうちに第一弾を干し、朝一で予約し、朝また干す。もしくは電気を使って乾燥機にかける等を昔はしていました。
在宅であれば仕事して、ピーとなったら洗濯物干して、雨が降ってきたら取り込んで。ストレスフリーです。
煮込み料理ができる
けっこう有名な電気で調理ができるホットクック
もちろん、電気タイプを使わずガスでも安心して作ることができてしまいます。
朝(昼)から煮込んで、仕事して夜食べる。そんな事ができます。
保育園を休ませても仕事ができる
病気で子供が元気がなくて、寝てくれる事が多い時。問題なく仕事ができます。(乳児が病気でご機嫌斜めが続く時は仕事を諦めましょう)
そして、会社に「子供が熱を出して〜」とか「(◯時から保護者会なので)◯時に早退します」などをいちいち伝える必要がない事がストレスフリーです。
※9時〜18時まで勤務という時間固定の会社ではないので、保護者会中にSlackなどに連絡が入れば「◯時以降に対応します」「明日対応します」で済みます
宅配便、ネットスーパーも便利
宅配ボックスも便利ですが、いつでも受け取ることができて便利です。
個人事業で宅配会社と契約していますが、在宅ワークすることによって個人事業での集荷も可能となりました。
エアークローゼット
という衣類レンタルサービスを利用していますが、これもいつでも集荷をお願いできるのが便利です。
ネットスーパーも18時以降の時間帯はすぐ埋まるのですが、他の時間はだいたいあいてます。ストレスフリー!
お金がかからない
おしゃれをしなくなるというデメリットでもある(↑既述のエアークローゼット
でカバー)のですが、服がいらなくなるので、お金がかかりません。
メイクの減りも遅くなります。
お昼代も外で食べたり買う事がないのでお金を使わずにすみます。(お弁当に詰める作業もなし)
ペットのそばで作業ができる
作業用モニタの裏で寝転んでるうさぎたち
うさぎを2羽飼っています。いつでもうさぎを見たり、撫でることができるので癒やされながら作業できます。
デメリット
気が散る
いざ仕事をしようにも、家が汚くて気が散る事が多々ありました。(小さい子供がいるとすぐ汚されます)そこを片付けたいのにその時間はない。とそわそわすることも。
仕事をしすぎる
在宅あるあるらしいのですが、ON・OFFの区別がなくなり、「夜ご飯食べたらまた仕事しよう」「朝起きて5分後には仕事」そんな感じで気づくと通勤時代より働いている事があります。
『私は睡眠時間7時間を守れないと体を壊す』と20代の時に発見したのですが、守れずに肺炎になり1週間倒れました。
太る
前項のように肺炎になりほとんど食事ができなかったので、「いくら痩せたかな♪」と体重計に乗ったら、自分が今までによく見た体重+αでした。
どれだけ太ってたんだろう。という。
たしかに、小腹がすいてもすかなくても、おやつは簡単に手の届くところにあるので危険です。
ぼーっとする
仕事をしすぎる事もあれば、誰からも管理されないという状況のせいか、ぼーっとしてしまう事が。
飽きる
実は、これが原因で在宅ワークをやめることにしました。
1年ほど実践したところで、毎日リビングルームで完結する生活に面白みがなくなってしまいました。直接人とあって関わるのはプライスレスなのか、もともと私は外に出るのが好きだったのかもしれないな、と思ったり。同時にストレスも増えると思いますが、外に出るリハビリをする予定です。
SlackやBacklog等のネット経由のやりとりにも限界がある
テクノロジーの発展で、リモートワークも簡単に行えるようになりましたが、古い人間なのかしら?「会って話しした方が早いよな」というのが多々ありました。会いに行けばいいんですけどね、そこはもう遠くてつらい、となってしまった。ただしこれは、Skypeを多用すれば解決しそう。
孤独
仕事でちょっとクライアントと嫌な事があった時、周りに同僚がいたらちょっと愚痴ったり、話しを聞いてもらうことで気持ちがラクになる事があると思います。それが出来ないです。
※これは個人事業(フリーランス)の作業時の方が顕著です
イマジネーションが沸かない
「イマジネーション」トッキュウジャーを知っている方はわかりますよね?
アイデアが沸かないんです。なんというかワクワクも起こらない。
原因としては、会社では同僚と少なからず私語があると思います。
「ディズニーランドいってきました!お土産どうぞ!」
「いいなー。今、なんてパレードやってるの?」
とか、
「◯◯さん八丈島行ったことあるよね?どうやっていったの?」
とか、ふと思った瞬間に会話して、そこからいろいろ妄想出来るわけです。
毎日同じ場所に行くけれど、毎日違う事も起きる、という感じ。
それが、出来ないせいのか、毎日が「物足りない」。かと言って外に遊びに行くこともできない。近くのカフェで仕事をする、と方法もありますが、ネットワークの関係とモニタがない不便さ、でもお金はかかる、でやる気も起きない、イマジネーションが足りない。
週4日勤務のメリット
週4日勤務もかなりメリットがありました。
仕事のモチベーションを保ちやすい
水曜を休みにしたので、月火勤務、水曜休んで、木金勤務とすると、火曜日と金曜日の週2回、いわゆる「わーい金曜日!明日休みだー!がんばるぞー!」の感覚を得られるのでよいです。
平日限定の雑務がこなせる
お金を降ろしたり、区役所関係のもの、平日限定の電話での問い合わせ、細々とあるものですが、問題なくこなせます。
子供と平日に遊びに行ける
フルタイムが当たり前と思っていた私には、かなり幸せを感じた事なんですが、平日に子供と遊びに行けるのが嬉しかった。土日と比べようもないほど空いている!これは専業主婦の特権だなーと思いつつ、週5日勤務をやめればできるじゃんとなったのでした。
平日割引利用でお得になる
今月は七五三の撮影がありましたが、そういうイベントごとは平日にすると安くなったりします。
美容院や歯医者などお店が空いているのも最高によかったです。
有給利用でこなせる事ですが、気兼ねなくできるのは良いですね。
まとめ
在宅ワークよりも週4日勤務の方が個人的にメリットばかりな気がします。
余談
平日のスーパー、郵便局、歯医者等で印象に残っている事。
高齢者の多さ。
働いている方が、高齢者の利用者に
大きな声で、ゆっくりと、何度も同じ事を言っていた(たまにキレてる?)のを見て、
これからは全施設が介護施設のようになるのではと思いました。
はじめに
妊娠出産は100人100通りと言われます。
そのうちの1例、私の体験です。
すごく長くなってしまったので、目次から興味のある部分だけでも…
結婚妊娠までの道のり
二十歳過ぎた頃から子供は3人(男➝男➝女)を希望していました。
ふと出産と育児休暇のスケジュールを立ててみました。
3人子供をうんで産休育休きっちり一年とると、ほとんど仕事に打ち込める期間がない事に気づきます。
30までには1人産まなければ!!
そのまえに結婚してない!彼氏いない!
その時 28歳でした。
たまたま気になる人が現れました。
28歳後には引けない。一本釣りです。
知り合ってから1ヶ月後付き合います。
その2ヶ月後、入籍を果たします。
そしてその年の半年後にハワイでの挙式を予定し、
挙式が終われば 子供がいつできてもいい。
30までに1人は出産できる。
計画通り。
の予定が、
挙式前に妊娠発覚!!
どたばたの妊娠期に入ります。
妊娠に気づく前の兆候
とにかく眠い
からだがだるい
ぽわーんとする
生理は定期的にきちんとくるので、遅れた事により妊娠自体はスムーズに発覚しました。
ハワイ挙式はいわゆる安定期。開催できるかもしれない。と、この時は思っていました。
憂鬱だらけの妊娠
つわりは酷い方であろう(実母がそうだった)と覚悟は決めていました。
5週:外出先のお手洗いで突然の出血、病院へ。
流産かは判定できないけれど、とにかく絶対安静に!と病院で言われます。
デスクワークですが、出血するんじゃないかヒヤヒヤしながら仕事をしました。
トイレに行くのもつい我慢してしまいます。
そして、この事をきっかけに、いわゆる安定期に入るまで普通でいられない(周りに迷惑をかける)と思い、勤務先の上司に報告しました。
食べづわりもある為に、勤務中に食事(フルーツ)等を摂る旨許可をもらいました。
しばらくしてついにつわりが始まり、
毎日毎日会社のお手洗いで吐きました。
6週:出血後の初診察にて 双子判明。
双子と判明した途端、大学病院を紹介されました。
7週:大学病院で初診察。具合が悪いなか予約をしたのに3時間位待たされました。

7w
双子妊娠は自動的にハイリスク出産に。
さらに双子妊娠には3タイプありその中で中位のリスク(MDツイン)と言われる。
そのため、この時点で帝王切開確定となりました。
ハワイ挙式もキャンセルしました。
8週目以降
つわりがとにかくひどくなります。
吐きづわりに
唾液づわりが加わりました。
唾液が大量に溢れてくるので、電話中に唾液がたまり喋っていられない。
飲み込んでいられる量ではないし、
ただでさえ、気持ち悪くて吐く物がなくても吐いている状況です。
タオルをいくつも用意し
電車の中で、タオルを口に当ててそこに唾液を吸い取らせたり、
何度か降りては吐くを繰り返しました。(通勤時間は片道1時間です)
次第に、体調が悪く遅刻して出勤するようになりました。
出勤しても頭が回らず実質1時間も働いていない状況でした。
同僚が、「何なら食べられる?シャーベットなら食べられる?」と気にかけてくれ、あぁこれを食べて吐いたらどうしようと思いながらも、吐かずに完食できほっとしたことがありました。(きっとあの時、きちんとお礼を言えてなかったと思います。ありがとうございました。)
ただ、帰りの人気のない電車の中で日に日に何もできなくなっていく自分が悲しくて泣きました。
双子妊娠の診察は明るいものではなく、毎週毎週リスクを伝えられるので、今回は何を言われるんだろうと精神的にもつらかったです。
しまいには、「染色体異常」「心臓の異常」の可能性を伝えられました。
一卵性の双子なので、遺伝子の病気であれば2人がそうなるとのことでした。
年齢に比例して起こる障害の起こりうる係数の上昇をネットでみては、29でもこんなんなのに、30以降にうむなんてこんなに怖いことだったんだと思いました。
(1%で起こる双子妊娠を引いてしまったので尚更不安でした。)
妊娠5ヶ月で産休に
双子妊娠は通常の妊娠より1ヶ月早く、産休がとれます。
でも、私にはここまでがんばれないと思い、仕事を休ませてくださいと上司に相談しました。
わずか妊娠5ヶ月で長い産休に入りました。
通常の産休より前の期間に対しては傷病手当が出たので経済的には困りませんでした。
休暇中は引きこもり、ベッドの上で唾液を垂れ流し、多いときはトイレで10回吐く、そんな日々が続きました。
なので、妊娠しながら仕事を続けている人が世の中に沢山いることに驚くとともに、こうして私みたいに妊娠したからと休暇をとる妊婦がいるせいで、会社の妊婦のイメージを悪化させて、他の妊婦を働きにくくさせてるのでは、と落ち込んでいました。
妊娠中期:つわりからの解放
妊娠中期になりつらかった唾液づわり、吐きづわりから解放されます。
ですが寝たきりが続いたせいか体力がなくなり、
洗濯物干しも一度でにできず、数回に分けて行いました。
妊娠初期に出来た虫歯の治療に少しずつ通いました。
(つわりで水が飲めなくなり、午後の紅茶ミルクティーとオロナミンCしか飲めなくなった私は、この期間で親知らず全て虫歯になっていました。歯みがきもできない状況でした)
妊娠後期:体が痛いところだらけ

妊娠後期のお腹
最終的に22kg太りました。
むくみがひどく、足がいたい。
おなかが重く、股関節が痛くなり歩けなくなりました。
むくみのせいか手首のこわばり(痛み)もひどかったです。
お腹かが重く、寝ても起きてしまう、
胎児2人からの肋骨アタックが痛い。
素敵なマタニティフォトがFBで流れると、すごいなぁと思います。
旦那さんと仲がよいことにも、そういうことに体力を使える余裕さも。
(私はいわゆる妊娠ガルガル期でした)
出産
通常は40週で出産(37wから正期産)します。
私は36週の予定帝王切開でしたので、妊娠にうんざりしていた私としては早く解放されるのは嬉しかったです。
帝王切開まで約1週間管理入院することが決まりました。
数ヶ月前まで楽しく仕事をしていたのに、自由に動けない自分にものすごいストレスを感じていました。
帝王切開手術中
総合病院ならではの見物が沢山はいりました。
あとからインフルエンザに罹患していた人がいたとわかりました。
手術後、病室で傷口から血が漏れ出し止まらず、病室内で縫合してもらいました。
高血圧が産後も治らず、病院食は味気ないものが続きました。食べる事しかやることがない状況だったのでこれがとても悲しくて、そして、そんな事で悩んでる自分が悲しくなるという悪循環でした。
産後
双子は1人は通常の産科、もう一人はNICUにいった為、フロアをまたいで授乳をしにいかねばなりませんでした。
別会社のようなもので融通は全くきかず、退院日時も私、長男、次男全てばらばらでした。
授乳は飲んでくれないことに物凄いストレスを感じました。
36wでの早産だったので、心電図をとるモニターが自分の子供だけにつけられていて、子供が泣くと「ピーピーピー」と音を立て皆の視線を集めるのがストレスでした。(NICUではなく産科にて)
ホルモンバランスが大きく崩れたせいかいわゆるマタニティブルーに。
涙がとにかく止まらなくなり、子供を産んだ幸せを感じられませんでした。
※双子親は「マタニティブルー」になりやすいと言われているようです。
体、精神にかかる負担が妊娠、出産、育児すべて倍になるため。
育休中
首や腰が座らない子供が2人存在する状態はかなり不便でした。
1人で2人を連れて近くの公園にでられるようになったのは生後7ヶ月頃。
単胎さんの出産育児をFBなどで見ては
違いに驚き憂鬱に。
そのせいかFBは見なくなり、双子親にしぼってTwitterでフォローするようになりました。
出産のかなり前から休んだので、復帰は早めにと考えていました。
子供が生後6ヶ月の時を予定していましたが、キリがよい4月入園&復帰(1歳2ヶ月頃)にしたいと延期しました。
ただでさえ成長の遅い双子、生後6ヶ月で復職したとして、自力で立てない、歩けない2人を雨の日、自転車に乗せて、(別々の)保育園に連れていけたかと考えると謎です。
そして、産後2ヶ月で再開した生理の出血量がすさまじく、30分毎にお手洗いにいっても間に合わないのではという量だったので、この時期復職しなくてよかったと思いました。(産後1年で落ち着きました)
復職に向けての保活(保育園活動)では
フルタイム、双子でポイントは悪くなかったはずですが、落選。
4月の復職ができなくなりました。(『日本死ね』の気持ちよくわかります)
自分の住んでいた区に見切りをつけ、ライバルが少ない情報をつかんだ地元に帰ることにしました。
この時家の購入と、その地区での保活を並行し、無事認証保育園に2人が入ります。
認証保育園に入ってもその月中に復職しなければならないという決まりはないので、子供を預けながら、残り少ない自分の時間を有効に使うことにしました。(簿記2級もこのときに取得しました)
最終的に双子は転園を何度か体験します。
双子兄 認証保育園→認可保育園A(近い)
双子弟 認証保育園→認可保育園B(遠い)→認可保育園A(近い)
子供1歳6ヶ月で復職しました。
復職
休んだ分しっかり取り戻そうという気持ちはあっても
長期不在(休暇)
時短勤務
ゆえに仕事はありませんでした。(もちろん、会社が悪いとは一切思いません)
実際復職した2日目に保育園から呼び出され、
双子は1人が感染症にかかれば5日は休む必要がある上に、時間差でもう一人にうつります。取引先と関わる仕事は到底無理かと思います。
保育園の迎えの時間に間に合わないのでフルタイムにも戻れない。
転職
働き方を考え直し、
いざというときに自宅でも作業できる仕事を考えはじめ、システム開発会社(猫のいる会社)に転職しました。
転職できる機会があったことはラッキーでした。
乳児2人の30代未経験の主婦なんてそう簡単に雇ってもらえないでしょう。
そして、少しずつ周りの環境が整っていき育児や生活がラクになっていきました。
・朝の時間にゆとり
前職では、時短で出社は10時でした。
保育園は8:30以降(※なぜか当時の認可保育園は厳しく7:45〜あいているのにもう1つの認証保育園が9時からなら8:30以降で間にあいますよね!という対応でした)に連れて行かねばならない、連れていく保育園は2箇所、電車遅延が5分でもあると間に合わない!(時短&簡単な仕事している分際で遅刻は社内で最高に気まずい。)
↑
この状況がなくなりました。
・子供2人同じ近くの保育園に
・実母の仕事が週3になり、いざという時に見てもらいやすくなった
・子供の病気で休んでも、家で少しは仕事ができる
・自分の趣味を楽しむ時間ができる
それでも
双子の誕生日が近づくと
毎年憂鬱になりました。
妊娠出産で起きたことを思い出し、落ち込む。
子供の誕生日にお祝いの気分にならずに毎年落ちる自分にさらに落ち込む。
これが3年間続きました。
個人事業開業
会社が移転する(遠くなる)事をきっかけに、
自分の今後を考え、双子の4歳の誕生日に開業しました。
(ちなみに、会社員をやりつつの開業です。ダブルワークです)
他の事に意識を向けられるようになったのか、
4年たってやっと、双子の誕生日に憂鬱にならずにすみました。
これで、私の妊娠出産のトラウマは成仏できました。
まとめ
■妊娠は計画的に。
特に女性は。
もちろん欲しいと思った時にすぐ授かるわけでもないのでそれも含めて計画的に。
■妊娠しても仕事をやめないで
妊娠しても仕事を辞めないほうがいいです。
経済的に。
■旦那さんはどこにいった?
旦那さんは妊娠することができません。
だからといって、結婚前と何も変わらない生活を送るのはやめましょう。
妊娠出産期の旦那さんの行動は本当に記憶に残ってます。(いい意味でも悪い意味でも)
■いつか子供を産もうと思っているなら
早いうちがオススメです
■障害の可能性をいわれても
可能性がある以上妊婦に伝えなければいけないらしいので、
だいたいは大丈夫、問題なかったで済むそう。
■育休は1年しっかりとっていいと思います
短いと体調が戻っていない可能性があります。
■結局子供ってどう?
たまに最高だけど、イライラさせられる事の方が多いことは確実。(部分強化)
出産した大学病院について
妊娠中、入院中はほぼ鬱状態だったかもしれません。
先生に何を言われても悪くとる、そんな状態だった気がします。
こうして、時間がたってみると、あぁ、ほんとうにその通りだな、とストンと腑に落ちたりしました。
例えば、
先生「お母さんはゴロゴロしてください」
妊娠期「くっそーこっちは働きたいんだよ、仕事してんだよ。(つわりで何もできない)この体、どうにかしてくれよ。何のために病院きてんだよ」
な感じでした。
今では、「はい、その通り」と思ってます。赤ちゃんとお母さんの命を守るために最善を尽くしてくれてるんですよね。